Founder CEO 小窪
2024/04/07
Day 11
昨日、目標の方向性を正しく設定しないと、努力が実らない、幸せになれないという話でした。
ビルダー生活を通して実感したというものでした。
その経験に基づいて思うのが、
「イケメンになっちゃだめ」という話です。
僕はめったにイケメンとは言われないので、自分が言うべき話ではないかもしれません。(笑)
それでも、自分も少しはイケメンになりたいと思うものです。(笑)
しかし、「ビジュアルがよくなった」と言われている時は黄色信号であると思いました。
僕は今ビジネスの世界で勝負をしています。評価は売上であり、営業利益であり、決算書でされるべき。上場した後であれば、株主還元で評価される。当然のことでしょう。
しかし、ここに私利私欲、自分の外見、影響力といったものを求めてしまうと思います。起業について、大学入学時と今で、最も変化したのはこの部分かもしれません。
当時の私は、起業家はキラキラしてnews番組に出ていたり、芸能人の1つのカテゴリーのように認識していました。しかし、そういった経営者は20代は順風満帆でも、30代、厳密には30代中盤以降で本質を突かれるのを学びました。20代で起業していれば、30代は答え合わせの時期。これまで何をやってきたが問われ、結果・結果・結果です。その時生き残っているか。その時に力があるのか。
プレスリリースを出してぶち上げるのではなく、着々とプロダクトを磨きリリース後は手堅く結果を出す。こちらの方向が然るべきだと私は思っています。
一回り上の世代の経営者で、2人常に意識している方がいます。
「2人ならどう考えるかな」と常に頭の中に2人がいます。
御2人とも10個上の先輩、30代前半。
2人の名前は、ネットで検索しても殆ど出て来ない。
しかし、20代で圧倒的な結果を出している。
そして30代前半となった今、二人は勝負に出ている。
かっこよすぎるんです。
勝負のスケールは、20代の頃の何倍も大きい。
今でこそ、名前が徐々に出始めているが、20代は目立っていなかった。
虎視眈々と今を狙っていたのか。
これを書く今、二人がかっこよくて口角が上がってしまいます。
目の前の果実に飛びつかない。
梨泰院(六本木)クラスでも、竹内涼真が「20年掛かりの計画だ」と言っていました。(笑)
投資銀行で盤石なキャリアを積んだ後、今世界で活躍されている方に、
"Long Game"という言葉をいただいたのを覚えています。
10年単位で勝負していると、格段に勝率が上がるという話でした。
大半の人は、10年という長期的視点で物事を見れない。
目先の幸せに飛びついちゃう。
だからこそ、10年間の"Long Game"に持ち込めば敵が減り、自分が勝てる。
サイバーエージェントの藤田社長が、ネットバブルがはじけても生き残り、
今でも伸び続けているのは、
「水の入った洗面器から顔を上げなかったから。耐え忍んだ結果。」と言っていました。
僕は10年後の32歳でも、生き残っていたい。
活躍していたい。
そのためには目先の果実を回避して、淡々とやることをやる。
イケメンになっちゃいけない。
誰しも人生でイケメンだねと言われたことが、一度や二度あるのではないでしょうか。
僕の場合、30歳以上離れた方にだけ言われる気がします。(笑)
さもお世辞のようではありますが、どこか嬉しい自分がいます。
そして、イケメンになってモテたい欲望が、0ではない自分がいるのもわかっています。
誰しもイケメンになり、ちやほやされたいものでしょう。
その瞬間はさぞ幸せなはずです。
どこか、多少の満足感が生まれるのを感じると思います。
しかし、自分は俳優でもアイドルでもない。
自分は大谷翔平ではないし、ビルダーでもない。
いくら筋肉がついても、それだけでは幸せじゃなかった。
「イケメン」と言われて嬉しくても、自分の場合、その先に幸せはない。
その瞬間は嬉しい。目先の果実です。
自分は事業家であり、評価は決算書の数字だけです。
イケメンになって喜んじゃだめですし、その評価は無視しないといけない。
少なくとも、20代はそういう戦い方をしないといけない。
あらゆる業界で、孫さん、秋元康さん、メッシ、本田圭佑選手、大谷翔平選手、井上尚弥選手。
「イケメンの」あの人ではなく、
「経営者の」、「川の流れるようにの、作詞家の」、「サッカー選手の」が先に来る。
皆が自分の土俵で、ぞれぞれの世界の評価軸で結果を出している証拠。
知名度で伸ばす、影響力でロビイングを進める必要があるなら、役割分担。
メルカリの山田さんと小泉さんのコンビは、これを意識していたはずです。
尊敬する御2人を、心からかっこいいと今の僕は思っています。
決算で、ビジネスの結果で、異性ではなく株主、投資家にモテないと。
小窪