取らなくていいリスク。

取らなくていいリスク。

Founder CEO 小窪

2024/04/20

「あ、一言多かったかな」

余計な一言を言ってしまったと、後から反省した経験はありますか?

自分が良かれと思って、もしかしたら相手のタメになるかなと思って出た言葉だと思います。

相手にとって、せいぜい+5くらい。

つまり、後から思うと別に言わなくても良かったではないか、と思う内容だったということですね。


僕は起業初期、若さをアピールするためにもいつも半袖Tシャツを着ていました。

しかし、お会いさせていただく方の中には「無礼だ」と受け取られることもありました。

今思うと恥ずかしい行為であり、反省しています。

半袖Tシャツを着ることで得られるリターンとリスクを考えてみましょう。

リターンは、自分が楽であることと。相手に若い印象を与えられることくらいでしょう。

一方、リスクとなれば二度目をお会いしていただけないことです。

スーツを着れば、「印象」の点ではリスクは回避できる。

他の事業内容や経験。

そういったところで勝負すればいい。

「半袖Tシャツ」という加点は評価の上でノイズでもありますね。


このように、「取るべきリスク」と「取らなくていいリスク」がある。

LINEやメールの文章1つとっても、同じことが言えると思います。

一言踏み込んだことを伝えるのか、あえて印象に大して残らないことを書くのか。

口数少ない人が口を開いたとき、その言葉は印象に残っているはずです。


勝負所を見極めるという話でもあります。

サッカーで言えば、相手が自分より上位であるならば、前半は得点しない方が良かったりします。

得点してしまうと、相手にエンジンがかかり、一気に畳みかけられる。

前半はドローで終わらせ、試合終了残り15分で得点した方がいいなんてこともあります。


「ここだ」という時のチャンスを、絶対に逃さない方が重要だと思うのです。

そうすると、チャンスの感度が上がってくる気がします。


小窪

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