Founder CEO 小窪
2024/05/06
「平均値」の感覚を持ち合わせていることは重要であると感じます。
事業作りでも、大衆の受け取り方を把握できる感性は大切だと思うのです。
頭のいい人としか接してこなかった人は、中卒・高卒の人の気持ちは理解できない。
必然と、その人の作る事業は、頭のいい人がターゲットになる気がします。
ある時、中高生向けの金融をテーマに授業をする機会がありました。
その中高生は大学進学する人が半分くらい。
その生徒たちにどのような授業をするか企画していました。
僕ら講師陣は東大・慶應の学生がほとんどです。
その時に、開成中高・東大のいわゆるエリートが、株式投資をテーマにPERやPBR、EBITDAなどの指標を用いた企画案を出していました。
なるほど、面白いが難しいと思うわけです。
最終的には少々簡易化させた株式投資ゲームに着地しました。
中高生には難しい、という感覚がなかったのかもしれません。
彼の企画案は難しすぎたので、折衷案に着地。
企画を練る時も、平均値を把握できていると、どこまで振り切るかを決められる。
振り子の静止状態の認識が、人それぞれ違う。
静止状態とは「普通の」感覚であり、無難なアイデアのようなもの。
静止状態が普通のカレーとすると、
紫色のカレー。
これは振れすぎている。気持ち悪い!
立ち食いカレー。
これは面白いかもしれないが、振り切れておらず埋もれそう。
カレー×マッチングアプリ
初対面の人と一緒にカレーを作る。
これなら成立しそうだ。
今回はこれで行こう。
このような具合でしょうか。
テレビを見る、地方へ行く、親に会う、旅行に行く。
それら全てが感性を形成している。
ヒッチハイクでは、多くの人との出会いの旅です。
それぞれの地で暮らす人の感性に触れることができます。
だから僕はヒッチハイクを偶にすることにしています。
事業作りでも、仲間とディスカッションしていく過程がたまらなく好きです。
GWが早く終わって欲しい!!
小窪