Founder CEO 小窪
2024/04/17
日常の中で、ワクワクしたい。
この気持ちは大切で好奇心を持って行動することを心掛けています。
一方で、目標を決めてその方向に走り続けている時は、一定のリズムで感情の浮き沈みなく、淡々と行動することが大事なように思います。
一度目の事業で撤退を決意した際、いくつか大切な学びを得ました。
それらは明確に自分の中で落とし込み、今活かせていると感じます。
その一つに、「脱アノマリー」があります。
当時の私は、気持ち・考え方のアップダウン・変動が激しかった。
情報収集に熱心ではありましたが、かえって二次情報に振り回されていました。
「起業家のホリエモンが言っている→それなら、行ける!」と思い上がったり。一方では、競合が類似事業を始めるといったニュースを見たときには「やばそう」と思ったり。
そのような日々で、結局自分は何を目指しているのか、根本的な勝ち筋も見失っていました。
今でもチームで会議をしている時、昨日・今日見たnewsの話や”思い付き”の話をしてしまっていることがあります。
「それいいね!!」
「行ける!」
と言ってGoGo!!というような調子で前のめり。
そのままどこかへ飲みに行くような。
しかし、これはよくないと思うのです。
思い付きは短絡的。
大抵軽く、固執すべきものではない。
脆い。落ちるときは大きく落ちる。
落ちることを問題視することはよくあるのですが、僕は上がっている時に注意することが重要だと思います。
意見を出していて、あれこれと意見が出るのは嬉しいものの、変動してブレブレでは前に進めないでしょう。
当たり前のことだと思うのですが、以前の私はこれが出来ていませんでした。
彼女と別れる寸前の男というのは些細なことで心配になったり、かえって思い上がって「やっぱり大丈夫だ」と言っていたりする気がします。
男がそんな状態では、やはり彼女も愛想をつかして別れる。
感情の浮き沈みなく淡々と目標に近づく行動を取るためには生活習慣も大事だと思います。
食事・睡眠・運動
戦いに行くのならば、心技体を揃える。
アノマリー(anomaly)という言葉は金融用語として知りましたが、実生活にも共通していると感じました。
効率的市場仮説では説明のつかない証券価格の変則性。
明確な理論や根拠があるわけではないが当たっているかもしれないとされる相場の経験則や事象である場合が多い。
「例外」,「異例」,「矛盾」といった意味の言葉です。
検索すると、アップダウンのある折れ線グラフが出てくるはずです。
感情の浮き沈みがある状態と同じです。
サイバーエージェントの藤田社長は、僕の想像ではありますが、不気味なほどに落ち着いて感情の浮き沈みがない気がします。
チャラチャラせず、どっしりと構えている。あの印象。。。
水が、ぽちゃんぽちゃんと一定のリズムで滴るように。
一定のリズムを体に感じて。
脱アノマリーで、淡々と取り組んで参ります。
小窪